富士市役所インターン生による「ふらりばサポーター」取材報告

 富士市役所企画課のインターンシップに参加した高崎経済大学3年の木又百々子です。今回のインターンシップで企画課の仕事を参加させていただく中で、大学のない富士市に大学生を呼び込む取組の1つであるフィールドワークの受入れ事業があることを知りました。今回は、「ふらりばサポーター」というフィールドワークの受入れなどに協力してくださる市内の企業さんをいくつか取材させていただきました。

富士コミュニティエフエム放送株式会社(ラジオエフ)

 最初に訪れたのはラジオエフさんです。ラジオエフさんは超地域密着メディアとして普段のラジオ放送のほか、災害時の情報発信や防災に関する取組なども行っています。インタビューをしてみて、大学生の活動や若者の取組に対して前向きに応援し、全力でサポートしてくださる企業であると強く感じることができました。ラジオエフさんは「ラジオ出演のハードルが高いと思わず、気軽に出演してほしい」ということで、メディアという枠にとらわれず、また何を学んでいるかに関わらず全ての大学生を後押ししてくださる企業であると感じました。


株式会社コーチョー

 2つ目に訪れたサポーターは、株式会社コーチョーさんです。ペットシーツやリサイクルを用いて作られる猫砂などの事業を行う企業です。こちらでも、研究、学習内容に関わらず様々な大学生のフィールドワークをサポートしてくださるそうです。常に自社製品の可能性について考え、環境や地域など多くの活動をサポートされている企業であり、短い時間でしたが私自身も学ぶことが多い時間となりました。

株式会社セイコークリエイト

 3つ目に訪れたサポーターは、株式会社セイコークリエイトさんです。人の作業を機械で自動化するFA(ファクトリーオートメーション)を主に行っている企業です。これから確実に市場拡大が見込めるFAという業界でありますが、文理を問わずものづくりに関して興味がある大学生のフィールドワークをサポートしてくださる、ということでした。今回は社長さんにお話を伺うことができたのですが、仕事の話だけでなく、業種、業界の話など、興味深いお話をたくさんしてくださり、有意義な時間となりました。社長さん、社員さんとの座談会もフィールドワークの活動として受け入れてくださるということでした。

かぐやの里メモリーホール(株式会社アーバンゲート)

 最後に訪れたのは株式会社アーバンゲートさんです。かぐやの里メモリーホールを運営し、地方のベンチャー企業として新たなビジネスを展開しています。インタビューでは葬儀業界のことだけでなく、「地方での」起業について様々なお話をしてくださいました。地方だからこそライバル企業が少なく、新しいビジネスを始めやすい、挑戦しやすいという興味深い話をたくさん聞くことができました。また、地方にはない「あればいいのにと思うもの」を実際に作りたい気持ちからビジネスを始められた、という話を聞きました。富士市だからこそ多くのビジネスの可能性があり、まだまだたくさんのチャンスがあるそうです。お話を聞いたあと、私も富士市で新ビジネスを始めるとしたらなにがいいかな、と考えるだけでも楽しくなりました。

 今回4つの企業を訪問し、フィールドワークに関する話だけでなく、ビジネスや事業など様々な話を聞くことができました。富士市を盛り上げたい、社会を良くしていきたい、と希望を持っていらっしゃる方がたくさんいることを知ることができました。経営者の方や企業の運営にかかわる人の話を聞く機会は今までありませんでしたが、このような方々の話を聞くと自分も大学生として今できることをしなければ、という気持ちになりました。また、どの企業でも大学生や若者と関わりたい、話を聞きたい、という思いでフィールドワークなどの事業に協力してくださっていると感じました。支援体制が整い、協力的な企業さんもたくさんいらっしゃる、魅力いっぱいの富士市をもっと多くの大学生に知ってもらい、たくさん訪れて欲しいと感じました。