フィールドワークモニターツアーを開催しました
令和7年7月10~11日の2日間、首都圏大学の教職員等を対象に、富士市フィールドワークモニターツアーを開催しました。
首都圏大学から16人の教職員等にご参加いただき、まずはフィールドワークセンター「ふらりば」にて、「まちづくり」「次世代産業」「公共交通」「駅前再開発」の市の課題について市の担当者から説明しました。また、市内製紙工場や富士山の湧き水が流れる湧水公園、大淵笹場の茶畑、田子の浦港などを見学していただきました。
1日目夜には、地元事業者との交流会も開催し、産学連携のきっかけづくりの場となりました。

★参加者の声(事後アンケートから抜粋)

今回の視察ツアーでは、富士市におけるバイオマス活用や地域産業振興の具体的な取り組みに直接触れることができ、大変有意義な機会となりました。特に、セルロースナノファイバー(CNF)の応用展開に関する説明は、自身の専門である有機合成化学と結びつけて新たな研究テーマを構想する上で多くの示唆を与えてくれました。また、こうした地域資源を活かした産業創出の現場を目の当たりにしたことで、実践型アントレプレナー教育(PEECs)におけるフィールドワーク設計のあり方にも再考を促されました。

製紙工場や茶畑、漁港など、普段なかなか訪れることのできない現場を実際に見学させていただき、富士市の産業や自然、まちづくりの取り組みについて深く学ぶことができました。
また、市役所の各担当課の皆様から丁寧なご説明をいただき、地域の課題や将来への展望についても理解を深めることができ、大変有意義な2日間となりました。

最初から最後までとてもよく練られたプログラムで大変ありがたかったです。
富士市のデータの事前インプット、参加者の交流促進、富士市の見どころを凝縮したツアーであること、富士市の企業の皆様がとても積極的な状態で参加されていたことなど、世話方の富士市役所の皆様の事前準備があってこそだと感じました。

地域の特性と魅力を実感できる行程と説明の充実さにより、多くの情報と示唆を得ることができました。関係者との意見交換も有意義でした。さらに、参加者同士の交流の機会としても良かったです。今回の体験と考察をもとにさらに議論を深める機会があればよいかと思います。さらに多くの学生にも加わってもらって若い意見の集約にも取り組むとよいかと考えます。

市役所、訪問先の内容とホスピタリティが素晴らしい。是非フィールドワークを検討している研究室に紹介したい。一方で、行政からの説明については、行政の抱える様々な課題を各担当から率直に説明いただいたほうが、今後のフィールドワークへの対応可能性が広がるという意味でよかったのではないか。






